冬でも暖かい大宮のZEH住宅~補助金を活用した建て替え~

築50年ほどで壁には断熱材がなく「性能のいい住宅」とは決して言えなかった大宮の家。
2019年に建て替えが決まり、水村建築設計で初めて床下エアコンを採用した住宅でもあります。

大宮の家の外観は、目を惹く特殊なツヤ消しのブルー。
外観カラーを決める際は、主に奥様・旦那様との間で何系の色がいいかを決めていただいています。
大宮の家のご夫婦はネイビー系で一致。
その後、ネイビー系の色を数種類ほど集めて30cm角の大きなサンプルをカタログとしてお渡ししています。

実は、大宮の家を設計していた当時の私は住宅性能について勉強し始めたばかりでした。
そんな時にさいたま家づくりネットワークの会員になり、補助金「地域型住宅グリーン化事業」があることを知りました。
「地域型住宅グリーン化事業」の補助は4タイプある中から今回はZEH住宅型を採用。
ZEH住宅型の補助金対象になるには、UA値0.60以上を満たさなければいけません。
早速、申請して補助金を使いながら、屋根に太陽光パネル、壁はグラスウール重鎮断熱、屋根は外断熱など出来る限りのことを行い、UA値0.48ほどで見事クリア!

建て替え前は断熱材がなく、冬のリビングにはヒーター、2階は就寝前に入浴しないと寒いような住宅でした。
お引き渡しが1~2月の寒い時期なのにエアコン1台で暖かいなんて!と喜ばれていたことがとても印象に残っています。
また、奥様が「母が家に来て『床暖房入れたんだね!』と言ってましたよ!」というお話を聞いて、性能を詳しく知らないなりに上手くできたのかなと嬉しくなった瞬間でした。

遠くからでも目立ちますが、悪目立ちはせず品が良く、可愛らしい。

今回は約2年ぶりにお伺いしたところ、ご家族全員で迎えてくださいました。
建てた当初は小学6年生だった息子さんも中学2年生。
背も大きくなり、成長ぶりに驚きました。
こうして建て主さんとお付き合いしていくと、お子様の成長も見られて嬉しいんですよね。
今後も末長く、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。