水村建築設計の原点

遡ること35年前、父が前職から独立した頃の話です。

父の前職は、主に海外でのガスタンクの設計・施工でした。
仕事に区切りがつき数年勤めたのちに、設計事務所へ転職。
その後、独立して水村建築設計を設立しました。

建て主様の「予算をかけずにいい住宅を建てたい」という想いを考えた父が行き着いた先は分離発注方式。
設計や現場管理、施工をそれぞれの会社に発注することにより、適正価格で品質の高い住宅を建てられるとして、当時は少し流行ったようです。
それから25年ほど分離発注で仕事を請け負ってきましたが、近年では設計から施工までまとめて任せられる一括発注方式が一般的。

私が後継者となった2018年、今の時代に新築1棟を分離発注方式でやるのはメリットが少なくなり一括発注方式へとシフトしました。
建て主様を一番に考えて父が採用した分離発注方式が、水村建築設計の原点となっています。